スキャルピング禁止の海外FX業者は、少なからずあります。ハイレバレッジトレードでスキャルピングがしたいから海外FX口座を開設したのに、その海外FX業者がスキャルピング禁止だったら、意味がありません。今回は、スキャルピング禁止の海外FX業者について解説します。
目次
スキャルピング禁止の海外FX業者はありますか?
完全にスキャルピング禁止の海外FX業者は少ないものの、条件付きでスキャルピング禁止、もしくはスキャルピングが不利になる設定の海外FX業者は少なくありません。
iFOREX
原則禁止
お客様は、市場濫用と定義される方法またはその他の不正な方法で取引プラットフォームを使用したり、注文をしたり、取引を開始したりしないことに、同意します。これには時間差取引やサーバーの遅延の利用、価格操作、時間操作、スキャルピング、他のすべての不法行為、お客様に不当な利益をもたらす行為、もしくは当社が本契約の範囲外で独自の裁量により不適切、もしくは不公正とみなした行為が含まれます。さらに、当社やそのサービスおよび特典を操作または乱用する目的で、別の口座との間で、または当社に関連する異なる名義の口座との間で、あるいは他社との間で、同じ銘柄または同様の銘柄のロングおよびショートポジションを同時に保有する行為もここに含まれます。
XMTrading
10分以内のスキャルピングはポイント付与対象外
XMTradingでは「ロイヤリティプログラム」で、1ロット(10万通貨)トレードで最大0.67pips分のポイント還元があるのですが、10分以内のスキャルピングトレードでは、このポイント還元が対象外になってしまうため、レートが不利になります。
LAND-FX
指標発表時のスキャルピング取引は禁止
→ 通常時のスキャルピング取引はOK
GEMFOREX
5分以内に往復合計10ロット以上連続して取引するスキャルピング取引は、事前確認が必要
IS6FX
10ロット以上の取引を行うスキャルピング取引は、事前確認が必要
なぜ、スキャルピング禁止の海外FX業者があるの?
スキャルピング禁止の海外FX業者がある理由は
- 短期の売買を繰り返すスキャルピングトレードはサーバー負荷が過大になる
- 短期の売買を繰り返すスキャルピングトレードはカバー取引が間に合わない」
ためです。
スキャルピングトレードは、数秒、数十秒で売買を繰り返すため、サーバー負荷が過大になり、他の投資家のトレード環境にマイナスに作用してしまうためです。
サーバーが強くて、安定している海外FX業者であれば、それほど気にしないため、スキャルピングトレードは禁止されていないのですが、サーバーが弱くて、不安定な海外FX業者は、スキャルピングトレードを繰り返されるとそれでサーバーが停止してしまうことも少なくありません。
結果として、スキャルピングトレードを禁止にするしかなくなってしまうのです。
もう一つの理由は
Bbookと呼ばれるインターバンク市場に注文を流さずに「顧客の注文を呑む」形式を採用している海外FX業者もあります。
この場合、スキャルピングトレードをされると、カバー取引が間に合わないため、大勝ちされてしまうと、注文を呑んだ海外FX業者側が大きな損失を被ることになるのです。
これを防ぐために、スキャルピングトレードを禁止するケースもあるのです。
海外FXでスキャルピングトレードをする場合は
- スキャルピングトレードが規約で禁止されていないか?
- スキャルピング禁止の情報がないか?情報を探す
を確認刷る必要があります。ウェブサイトなどに禁止としていなくても、実際にスキャルピングトレードを繰り返すと禁止されるケースもあるので、「スキャルピング禁止の情報がないか?」SNSなどで情報を探すことも重要です。